「ロシア産ダイヤモンドは、どうしてこんなに高貴に輝くのでしょう?」
業界内でも、以前からロシア産ダイヤモンドは輝きがあってきれいだという評価を得てきました。
同じサイズ、同じグレードのダイヤモンドでも輝きが全然違う場合があることもあり、
カット評価がVery Goodであっても、Excellentよりも輝きが良い場合が多くあります。
ダイヤモンドの輝きは、カットで決まると一般的に言われていますが、それは必ずしも
正しくありません。
実はダイヤモンドの原石の品質が、輝きを決めているのです。
そしてその中でも、ロシア産ダイヤモンドこそが無色透明の、最高の輝きを放つ
ダイヤモンドなのです。
ロシア産ダイヤモンドが、最高の輝きを放つ理由・・・・・それは、
この2点が究極の輝きの要素です。
下の図をご覧ください。
分子がきっちりとスクエアに配列されており、このような場合ダイヤモンドの内部を光が真っすぐ通るため、虹色の光を発しながらダイヤモンドは輝きます。また分子の配列が良いと、ダイヤモンドの成長方向が均一なため、研磨しやすく表面をなめらかにしやすいのです。表面の状態が良いと光の通り方が良くなり輝きが良くなります(原石の品質が悪い場合、この分子構造が不規則な配列のため、光の通りが悪くなりダイヤモンドの輝きが鈍くなります)。
また、化学成分にチッソが無いと、ダイヤモンドは無色透明になり、チッソの成分が多いと色はイエローやブラウンに偏ります。従って、Colorのグレードが低くなるにしたがってチッソの含有量が多くなり、ダイヤモンドは黄色くなっていきます。