Fカラ―とDカラ―の差と、GIA鑑定書の厳しさ
2012年6月23日 14:48
'FカラーとDカラ―は、そんなに差があるんですか?'
先日オーダーを頂いた栃木県在住の男性から、このような質問を電話で受けました。
良い質問だなと思いました。
私の回答は、Fカラ―で問題ないし、十分ですよ!と答えました。
通常の小売店だと、それはDカラ―のほうが断然いいですよ、カラ―グレードのトップで無色透明ですから、と答えると思います。売り上金額も上がりますし。実際、説明、差別化がし易いため、Dカラ―だけを置いているお店もあるくらいです。
でも、実際リングについているダイヤが、Fカラ―かDカラ―なのかの識別なんて、我々鑑定士の資格を持ったプロでも無理です。ダイヤを白いカラ―グレーダ―という台に乗せて、白熱灯のもとでじっくり見た場合に、若干のカラ―の差が初めて分かるくらいです。
鑑定機関では、Fカラ―以上(DEF)を無色透明としたり、Gカラ―(DEFG)を無色透明にしているところも多いです。その差たるや、リングにつけている状態で、カラ―の差が分かる人などまずいません。
それよりも、カットの良しあし、原石の品質(ロシア産)等の輝きに直結する基準のほうがよっぽど大切です。
DDMoonでは、Gカラ―以上の輝きの良いダイヤを厳選しています。
前にもダイヤの選び方でお話したように、DDMoonの厳選した基準の中で、できるだけ大きいダイヤを選んでもらえればと思います。
ダイヤモンドリングは、自分で楽しむのはもちろん、人に魅せて、わ~凄いわね、きれいね~と、言われてこそダイヤじゃないですか、だったら予算の中で、少しでも大きいのを身につけて、大いに楽しんでもらいたいと思います。
話は変わりますが、昨日ニューヨークの私のビジネスパートナー、Benからメールが来ました。
先月日本で買った、5キャラットのダイヤが、GIA(米国宝石学会)で鑑定を取ったら、Eカラ―に落ちてしまったと。。。。。。
日本で私も立ち会って業者から購入した時は、日本の鑑定書とヨーロッパの鑑定書がついていて、どちらもトップカラ―のDカラ―だったんです。私とBenは、もしGIAで鑑定書を取ったら、Eカラ―に落ちることをもちろん予想はしていましたが、案の定予想は的中してしまいました。
カラ―がEカラ―に落ちてしまうことで、5キャラットのVVSクラスの場合、10%以上値段が下がってしまい、金額が大きいだけに大問題です。
やはりGIAの基準は厳しいです。
そこが私がGIA鑑定書付きのダイヤしか扱わない理由です。
皆さんが、日本でダイヤを買われて、もしそれをGIAで出されたら、グレードが落ちてしまったなんて言ったら、もう裏切られた気持ちになると思います。
だから安心して、DDMoonでダイヤモンドを選んでください!
何かご質問があれば、いつでもメール、電話等でご相談ください。03-5846-5097